オカダ ヨウスケ   Okada Yosuke
  岡田 洋右
   所属   医学部医学科  臨床医学系 第1内科学
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル 2型糖尿病患者の既存椎体骨折リスク因子の検討
会議名 第89回日本内分泌学会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎元舞子、岡田洋右、肥川健司、杉野祥子、淵由紀子、川口真悠子、須貝慧、
園田里美、田中健一、鳥本桂一、森博子、田中良哉
発表年月日 2016/04
開催地
(都市, 国名)
京都市、国立京都国際会館
概要 【背景】2型糖尿病では骨密度から推定される以上に骨折リスクが高い。糖尿病患者において骨粗鬆症に対する早期の治療介入は重要であるが、骨密度のみでは骨折リスクの推定が困難であり治療開始に難渋する。今回、2型糖尿病患者の既存椎体骨折リスクに関与する因子を検討した。
【方法】横断研究。対象は骨粗鬆症治療薬未投与の2型糖尿病患者(DM)89例、非糖尿病患者(Cont)32例。胸腰椎X線で既存椎体骨折を評価し、腰椎L2-4、大腿骨頸部、橈骨1/3の骨密度、骨代謝マーカー、骨マトリックスマーカーを測定。主要評価項目は、既存椎体骨折リスクに関与する因子。
【結果】1)背景(DM/Cont):年齢62/65歳、女性37/26(閉経32/25)、骨密度:腰椎1.028/0.964、大腿骨頚部:0.721/0.658、橈骨:0.684/0.604。2)骨折有:DM27例、Cont 6例。DMで年齢調整した既存椎体骨折リスクはオッズ比1.69と高値。3)DM骨折有:骨折無DMに比し大腿骨骨密度は低値で、末梢神経障害合併が高率。糖代謝、薬剤は関連なし。既存椎体骨折リスクに最も関与するのは大腿骨骨密度。4)Cont骨折有:骨折無Contに比し年齢が高値。
【考察】2型糖尿病患者では、非糖尿病患者と比較して骨密度は高値であるが既存椎体骨折が有意に多かった。今回の結果より、既存椎体骨折を有する2型糖尿病患者では、大腿骨頸部骨密度が低値であり、末梢神経障害の合併率も多く、骨強度低下や転倒等を含めた新たな骨折リスクが高いことが明らかとなった。既存椎体骨折を有する2型糖尿病患者の新たな骨折発症抑制には、早期からの骨粗鬆症治療が必要である。