オカダ ヨウスケ   Okada Yosuke
  岡田 洋右
   所属   医学部医学科  臨床医学系 第1内科学
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル 2型糖尿病患者におけるメラトニンと糖代謝、動脈硬化との関連についての検討
会議名 第89回日本内分泌学会
主催者 国立病院機構京都医療センター
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎田中健一、岡田洋右、五嶋由紀子、肥川健司、杉野祥子、須貝慧、園田里美、元舞子、鳥本桂一、森博子、田中良哉
発表年月日 2016/04
開催地
(都市, 国名)
京都市、国立京都国際会館
概要 【背景】メラトニンの分泌低下がインスリン感受性悪化や動脈硬化進展と関係することが報告されている。2型糖尿病患者のメラトニン分泌と糖代謝、動脈硬化との関連を検討。
【方法】横断研究で対象は入院中の20~80歳の2型糖尿病84例。尿中メラトニンを測定し、高値群と低値群に分け両群間の糖代謝、動脈硬化、睡眠の差を検討した。
【結果】1)患者背景(高値群/低値群):年齢(58/63)、BMI(27.2/25.4)は差なし。尿中メラトニン高値群(17.2/2.1, p<0.001)では、有意に罹病期間が短く(6.2/11.4, p<0.001)、糖尿病治療薬が少ない(0.8/1.4, p<0.001)。2)糖代謝:HbA1c(9.4/9.2)、FPG(160/172)、u-CPR(77.1/88.9)、s-CPR(2.6/2.3)では差は無いが、ΔCPRは高値群で有意に高い(2.7/2.1, p<0.05)。3)動脈硬化:低値群でABI は低値で(1.1/1.0, p<0.05)、ホモシステインは高値(9.6/12.1, p<0.05)。5)睡眠:睡眠時間、入眠時間、ピッツバーグ睡眠質問票アンケート、睡眠障害者に差はなし。6)尿中メラトニンと関連する因子(多変量解析):FPG、ΔCPR、ホモシステイン(R2=0.204)。
【考察】2型糖尿病では、低メラトニンが空腹時高血糖やインスリン分泌低下に関与することが示唆された。また、メラトニンは抗酸化作用、NO産生作用によりホモシステインを減らすとされているが、今回の結果でも低メラトニンは2型糖尿病患者の動脈硬化に関与している可能性が示唆された。