タシマ ユウコ   Tashima Yuko
  田嶋 裕子
   所属   産業医科大学病院  診療科 呼吸器・胸部外科
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル RO7-4 小細胞肺癌とLCNECにおける予後因子の検討~術後補助化 学療法の重要性~
会議名 第33回日本呼吸器外科学会総会/要望演題7 Neuroendocrinetumors
学会区分 全国規模の学会
講演区分 一般
発表者・共同発表者篠原 周一、松宮 弘喜、桑田 泰治、竹中 賢、岡 壮一、近石 泰弘、平井 文子、今西 直子、 田嶋 裕子、黒田 耕志、米田 和恵、田中 文啓
発表年月日 2016/05/12
開催地
(都市, 国名)
京都市/国立京都国際会館
学会抄録 日本呼吸器外科学会雑誌 30(3),43 2016
概要 目的:小細胞肺癌ないしLCNECは予後不良な組織型であり、治療成績の向上が求められている。外科切除 した小細胞癌とLCNECについて予後因子を検討する。方法:2002年1月から2015年8月までに当科で完 全切除できた小細胞肺癌とLCNECの62例について後方視的に検討した。結果:男女比は48:14、年齢は 平均68.7歳[3285]、組織型はSCLC/LCNEC29/33、Combinedtypeを含めるとSCLC/cSCLC/LCNEC/c LCNECは18/11/23/10、術式は肺葉切除以上/区域切除・部分切除 53/9で病期病理は0/1A/1B/2A/2B/3 A/3B/4 4/17/14/5/11/10/1/0だった。術前治療を行ったのが5例であり、Ef3は4例あった。術後補助化 学療法は32例に行われており、内訳はPE/PI/その他が11/14/7だった。再発は25例(41.3%)だった。初 回再発臓器は脳/骨/肝/肺/リンパ節/その他 9/2/6/7/7/4であり、初回に複数臓器に転移を認めたのは6例 だった。術後生存期間の中央値は730.5日で、5年生存率は全体で56.6%だった。組織型別の5年生存率SCLC/ LCNECが55.0%/58.5%で有意差なく、Combinedtype+/-は64.5%/52.7%で有意差はなかった。またstage、 リンパ節転移についても有意差はなかった。単変量解析では術後補助化学療法の有無(p=0.0142)、PS≦0(p =0.024)が予後良好因子であり、Synaptophysin陽性(p=0.10)が予後良好因子となりうると判断した。多 変量解析すると、術後補助化学療法が独立した予後因子であった(p=0.008,HR:0.20)。結論:小細胞肺癌、 LCNECはともに予後不良だった。今回の解析では術後補助化学療法が予後因子となりうる可能性があり、 外科治療、化学療法、放射線治療を組み合わせた集学的治療が望まれる。