タシマ ユウコ   Tashima Yuko
  田嶋 裕子
   所属   産業医科大学病院  診療科 呼吸器・胸部外科
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル P79-1 Mixed squamous cell and glandular papillomatous tumorの1切除例
会議名 第33回日本呼吸器外科学会総会/一般示説79 稀な疾患2
学会区分 全国規模の学会
講演区分 一般
発表者・共同発表者小山 倫太郎、竹中 賢、由良 冴希子、小林 健一、松宮 弘喜、篠原 周一、桑田 泰治、岡 壮一、 近石 泰弘、平井 文子、米田 和恵、田嶋 裕子、黒田 耕志、今西 直子、永田 好香、田中 文啓
発表年月日 2016/05/12
開催地
(都市, 国名)
京都市/国立京都国際会館
学会抄録 日本呼吸器外科学会雑誌 30(3),112 2016
概要 【はじめに】mixed squamous cell and glandular papillomatous tumor(mixed papilloma)は肺において非常 に稀な良性上皮性腫瘍であり、扁平上皮と腺上皮の混在した病理所見を呈する。今回、mixed papillomaの1 切除例を経験したため、若干の文献的考察を含めて報告する。【症例】76歳男性、健診時の胸部レントゲン で異常陰影を指摘され近医を受診。その際の胸部CTで網状陰影を伴う間質性肺炎を疑う背景肺に、右下葉 に浸潤影を伴った長径10cmを越える腫瘤影を認め、加療目的に当科紹介となった。精査の結果、右下葉肺 癌(cT3N0M0stageIIBsquamouscellcarcinoma)の診断であり、手術加療を行う方針となった。【手術】腫 瘍は右下葉を占めるように局在し胸膜にはプラークの散在も認めた。腫瘍周囲は炎症を伴い白色の色調変化 を呈していた。肺癌の標準手術に準じて右下葉切除+縦郭リンパ節郭清(ND2a1)を施行した。【病理】最 終病理は扁平上皮細胞と腺上皮細胞が混在した所見を呈しており、mixed papillomaの結果であり悪性所見は 認めなかった。免疫染色では扁平上皮成分はp63とCK5/6が陽性で、腺上皮細胞はCK7とMUC5ACが陽 性であった。両細胞ともにCK20陰性であり腫瘍の構成成分や異型度を含めて上記診断とした。背景肺はUIP patternを呈しており、蜂巣肺変化を伴った構造内をつたいながら腫瘍は末梢に進展しており、これまでの報 告例とは異なる病理所見を呈していた。【経過】術後経過は良好であり術後15日目に軽快自宅退院となった。 mixedpapillomaは低悪性度の癌との鑑別も重要であり、今後も慎重な経過観察が必要である。