タシマ ユウコ   Tashima Yuko
  田嶋 裕子
   所属   産業医科大学病院  診療科 呼吸器・胸部外科
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル O10-5. 多発肺癌に対してVAL-MAPが有効だった区域切除の2例
会議名 第33回日本呼吸器外科学会総会/一般口演10 マーキング、画像支援1
学会区分 全国規模の学会
講演区分 一般
発表者・共同発表者篠原 周一1、由良 冴希子1、小林 健一1、小山 倫太郎1、松宮 弘喜1、桑田 泰治1、竹中 賢1、岡 壮一1、近石 泰弘1、平井 文子1、今西 直子1、黒田 耕志1、田嶋 裕子1、米田 和恵1、永田 好香1、田中 文啓1
発表年月日 2016/05/12
開催地
(都市, 国名)
京都市/国立京都国際会館
学会抄録 日本呼吸器外科学会雑誌 30(3),59 2016
概要 【はじめに】術中触知不能な病変に対して、VirtualAssistedLungMapping(VALMAP)は有用である。部 分切除では有用性が報告されているが、VALMAPを多発肺癌の区域切除に応用した症例は少ない。【症例1】 68歳女性、CTで右S2に11mm,GGO比85%のmixed GGO、さらにS1と2の境界に10mmのpureGGO を認めた。S1とS2境界のpureGGOは解剖学的区域切除ではとりきれない可能性が高くMappingを行った。 手術はA2b、B2を切離し、markingに沿ってS1のpureGGOも切除側に含まれるように区域間を切離した。 標本でS1の腫瘍からも十分なmarginを確保し切除できていることを確認した。いずれもAISであった。【症 例2】74歳女性、右S3に23mmのmixed GGO、S6に24mmのpureGGO、S8に13mmの結節を認めた。 肺機能上、肺葉切除が困難であり、縮小手術としてS3区域切除、S6・8区域切除を行う方針とした。S3と2 の区域間、S6,8,9の区域の境界にmappingを行い、胸腔鏡下で区域切除を行った。S3はmarkingの近傍 に腫瘍があり、十分なmarginを確保して区域切除をした。S6・8区域切除はまずA6,B6,V6を処理し、 ついでA8,B8,V8を処理した。S8,9は区域間のmarkingを目印にして切離し腫瘍を摘出した。切除margin は1cm以上確保されていた。【結語】多発肺癌の手術において、複雑な区域切除や亜区域切除を回避し、手 術時間を短縮しかつ十分なmarginを確保して確実に切除する方法としてVALMAP区域切除は大変有用と 考えられた。