オカダ ヨウスケ   Okada Yosuke
  岡田 洋右
   所属   医学部医学科  臨床医学系 第1内科学
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 オクトレオチドLong Acting Release(LAR)投与により下垂体腫瘍が著明に縮小し治癒切除し得た先端巨大症の1例
掲載誌名 正式名:産業医科大学雑誌
ISSNコード:0387821X/21872864
掲載区分国内
出版社 産業医科大学
巻・号・頁 39(3),241-245頁
著者・共著者 新生 忠司, 岡田 洋右, 上村 芙美, 西澤 茂, 田中 良哉
発行年月 2017/09
概要 症例は54歳女性。43歳より両手指腫脹、49歳より足底の肥大、顔貌変化、滑舌不良を自覚し先端巨大症の精査目的にて入院となる。眉弓部膨隆、下顎突出、鼻翼と口唇の肥大、手足の容積増大、巨大舌の所見があり、growth hormone(GH) 39.8ng/ml、insulin like growth factor-1(IGF-1) 717ng/ml、75g oral glucose tolerance test(OGTT)でGH22.9ng/mlと抑制なし。X線検査で手指末節骨の花キャベツ様肥大変形、足底部軟部組織厚増大、トルコ鞍前後径拡大を認め、magnetic resonance imaging(MRI)で鞍上部の右側へ進展し海綿静脈洞浸潤を伴う21×17mmの腫瘤を認めた。これらの所見からGH分泌過剰、IGF-1高値、75gOGTTでGH抑制がなく、下垂体腫瘍を認め先端巨大症と診断した。腫瘍縮小効果を期待しオクトレオチドlong acting release(Oct-LAR) 20mg/4wの投与を開始した。3回投与後GH 2.19ng/ml(75g OGTTのGH 1.69ng/ml)、IGF-1 370ng/mlへ低下し、IGF-1 205ng/mlと治癒基準を満たした。今回Oct-LAR投与により、GHおよびIGF-1低下に加え、腫瘍縮小および海綿静脈洞浸潤の消失を認め、安全に手術可能な状態となり内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍摘出術を行い、術後合併症もなく経過した症例を経験した。先端巨大症の治療は手術療法が第一選択だが、Oct-LARの術前投与を行うことで治癒切除可能となり、先端巨大症の治療成績が改善する可能性がある。(著者抄録)
文献番号 2018025541