ツジ マユミ   Tsuji Mayumi
  辻 真弓
   所属   医学部医学科  基礎医学系 衛生学
   職種   教授
論文種別 不明
言語種別 英語
査読の有無 査読なし
表題 交代制勤務女性看護師の精神的・身体的ストレス状況(Mental Physical Stress Levels of Female Nurses' Working Rotational Shifts)
掲載誌名 正式名:日本職業・災害医学会会誌
ISSNコード:13452592
出版社 (一社)日本職業・災害医学会
巻・号・頁 67(2),167-174頁
著者・共著者 阿南 あゆみ, 李 云善, 辻 真弓, 永松 有紀, 長 聡子, 豊福 佳代, 河井 一明
発行年月 2019/03
概要 本研究は交代制勤務女性看護師の精神的ストレス状況(GHQ28)ならびに身体的ストレス状況(尿中8-OHdG)を測定し、日勤専従看護師との比較検討を行う事を目的とした。対象はA病院の看護師(交代制勤務群34名、日勤専従群16名)を対象とし、仕事前後の随時尿より尿中8-OHdGを測定した。本研究は産業医科大学利益相反委員会(承認番号;270401号)、倫理委員会(受付番号;第H27-118号)の承認を受け実施した。GHQ28の総得点、下位尺度の身体症状・不安と不眠・社会的活動障害は交代制勤務群のほうが高く、特に不安と不眠は有意に高い結果となり(p<0.05)、交代制勤務群は精神的ストレスが高い結果となった。また「時間内に仕事を処理しきれない」「勤務中は常に仕事のことを考えていなければならない」「仕事の負担が重く常に仕事に追われている」の項目が、交代制勤務群は有意に高い結果であった(p<0.01)。一方、「上司・同僚は個人的な話を聞いてくれる」は、交代制勤務群のほうが有意に高い結果であった(p<0.01)。尿中8-OHdGの仕事前後の比較は、総数50名ならびに交代制勤務群34名は日勤後に尿中8-OHdGは有意に低下した(P<0.05)。また交代制勤務群の夜勤前後比較は、夜勤後も尿中8-OHdGは有意に低下した(P<0.05)。交代制勤務群の夜勤前の仕事へのストレスや緊張状況は高く、上司や同僚からサポートを得ているとしながらもストレス状況が高い結果より、交代制勤務群への精神的サポートの具体的な取り組みや、労務管理(チーム構成や夜勤回数等)などを積極的に行う必要がある。仕事前後の尿中8-OHdGは、仕事後のほうがストレス状況は有意に低下する結果を得た。特に交代制勤務群の夜勤前後で仕事後のほうが有意に低下する結果を得たことは、16時間前後の実労働時間が身体的に過度なストレスではないことが明らかとなった。しかし交代制勤務群の夜勤前の精神的ストレス状況は高いことから、精神的ストレスへの積極的な取り組みが急務である。(著者抄録)
文献番号 2019341718