シラヤマ リエ   Shirayama Rie
  白山 理恵
   所属   産業医科大学病院  診療科 小児科
   職種   助教
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 輸血関連壊死性腸炎を発症した超低出生体重児の一例
掲載誌名 正式名:日本産婦人科・新生児血液学会誌
ISSNコード:09168796
出版社 日本産婦人科・新生児血液学会
巻・号・頁 27(1),50-1頁
著者・共著者 ◎水城和義, 白山理恵, 清水大輔, 菅秀太郎, 荒木俊介, 楠原浩一
発行年月 2017/04
概要 胎児発育不全のため、在胎29週6日、768gで緊急帝王切開で出生した。出生後の呼吸障害は軽度であり、日齢9より無呼吸発作に対しアミノフィリン製剤の内服を開始したが、日齢12より悪化を来した。血液検査でCRP 6.7mg/dlと上昇を認め、重症細菌感染症(Streptococcus agalactiae)と判断して抗菌薬を投与し軽快した。日齢29にHb 6.7g/dl、Ht 26.9%まで低下したため初回の赤血球輸血10mL/kgを6時間で投与し、輸血終了後にはHb 11.5g/dl、Ht 32.6%まで上昇していた。経腸栄養は日齢1から母乳のみで開始し、輸血中も継続していた。輸血終了5時間後に嘔吐があり、腹部緊満が出現したため経腸栄養を中止したが、6時間後には胆汁様の嘔吐、腹部色調の悪化を認めた。腹部X線で著明な消化管の拡張を認めたため壊死性腸炎を疑い、小児外科対応が可能な病院へ転院した。転院後は速やかに開腹術が行われたが、SMA領域にあたる小腸全体に微小血栓、広範囲の腸管壊死を認め、残存可能な小腸は4cmのみであった。術後は播種性血管内凝固、多臓器不全が進行し、日齢100に死亡した。なお、転院先での簡易核型検査でtrisomy-21と診断された。
文献番号 2017364827